2013年10月24日木曜日

熱量の高さを継ぐ(1023asahi)

東谷隆司さん追悼展

 韓国・釜山ビエンナーレ2010の芸術監督な領潜盈t昨年10月に44歳で急逝した東谷隆司さんを追悼する企画展「未来の体温 after AZUMAYA」が、東京・・白金の二つの画廊で開かれている。
 親交のあった美術評論家の植木野衣さんが企画を担当。題名は、東谷さんが世田谷美術館学芸員として企画した「時代の体温」展(1999年)と、独立後に手がけた「GUNDAM 来たるべき未来のために」展(2005年)にちなむ。いずれも現代美術から音楽、アニメ、漫画など同時代の表現を横断する展示だった。
 「作家でもあった東谷さんはキュレーター(展覧会企画者)としても主観を打ち出し、『熱量』の高い展示を実現させた。その意思を受け継ぎ、原発事故後の状況を踏まえて、
いま見るに値すると考える作家を選んだ」と梶木さんは話す。
 出展は、原発監視カメラを指さし続ける作業員の映像で話題を呼んだ竹内公太ら4人。自らが歌手マドンナの胎内に宿り、再び誕生するという、東谷さんの東京芸術大卒業制作
なども展示している。11月2日まで、白金アートコンプレックス(港区白金3の1の15)内
の「アラタニウラノ」と「山本現代」。日・月曜休廊。

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