2012年9月26日水曜日

若者よ美術部に集え(924asahi)

奈良美智さん「本気なら十和田に」
 
 「本気(マジ)で美術やりたいヤツは十和田に来い」。挑戦的なまなざしの女の子、ユーモラスなのに憂いを抱えた動物などの作品で知られる青森県弘前市出身のポップアーティスト・奈良美智さんが、同県十和田市の市現代美術館を舞台に「青い森のちいさな美
術部」を立ち上げ、若いアーティストの参加を呼びかけている。
 22日に同館で始まった企画展「青い森の ちいさな ちいさな おうち」 (来年1月14日まで)と連動したプロジェクト。同展は、奈良さんの初期から最新までの絵画や立体作品などを展示し、活動の軌跡がわかるようになっている。
 参加希望者の専門は問わないが、「生きるか死ぬかで美術をやってく心意気のある連中」 (奈良さん)が対象。入部試験の後、11月と12月に十和田市内で合宿を行い、奈良美智・部長、同館副館長でアーティストの藤浩志・顧問の潜導のもと、作品を制作する。作品は12月中旬から、同市内の空き店舗などのギャラリーで展示される。
 奈良さんは「最近は、楽しさでアートをする。部活動だから、あくまでも厳しく。夢を与える機会ではなく、夢を徹底的に壊すことで、新たな夢を持てるようにしたい」と話す。
 募集する部員は5~10人前後。応募資格は「美大卒業もしくはそれに準ずる実績や心意気を持つ20代が望ましい」など。交通費(1往復あたり2万円まで)宿泊場所が提供される。
募書類は10月3日必着。詳応や細は、同館HP(http‥\\{OWadaartcenter.cOm)。   (鵜沼照都)

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