2010年5月30日日曜日

ipad、触ってきました。



cabinetsさんが記事にしていましたが、丁度私もipadが気になって、学校の帰りに電気屋さんに行って触ってきました。

気になった重さは、ずっしりと重いということもありませんが、軽いということもなく、丁度ハードカバーの単行本というくらいでしょうか?鞄に入れておけば確実に重さを感じるというところでした。

しかし、このipad、やはり気になります。
何かしら異様な説得力めいたものを感じます。何故でしょうか?

cabinets先生も触れていましたが、グーテンベルク銀河系というように、印刷技術が情報の伝播を容易にし、世界を飛躍的に変えたといわれているのと同じように、今日のインターネットもそれと同等の革命が起きているとは言われておりますが、考えてみるとやはりそうなのだと思わずにはいられません。
インターネット、所謂電脳の世界をやはり私たちはごく自然に獲得しつつあるように思います。かのマトリックスや攻殻機動隊などのように映画やアニメでも表現されていますが、この電脳の世界は確実に私たちの生活の中に溶け込んでいて、直接的な領域とはまた別の、もう一つの世界を形作っているというのはその通りなのでしょう。

携帯やパソコンのメールもそうだし、このブログもそうですが、私がやっていてとくにそのもう一つの世界を強く感じたのは、かのミクシィで、現実的には知り合いではあるものの、あまり話たりすることはなくても、ミクシィ上では意外と饒舌にコメントをし合ったりしている。ちょっと変な言い方ですが、現実よりもかえって親密な関係であったりするわけです。
あれはミクシィ上だけでの人間関係が構築されているという奇妙な感覚を味わったものでした。

こんなふうに、おそらく私たちは意外な程に自然に電脳という世界を導入しているし、裏を返せば人間の世界像というのは、もともとほとんど観念というか妄想というか、所謂幻想によって構築されているということなのだと思われますが、明らかに私たちは今までとは違う世界像をつくりはじめているようです。

このことはもちろん表現ということにも関わってくることだと思いますが、このipadにはそういったことの楔となるような何かを感じずにはいられません。とは言い過ぎなのでしょうか・・・。

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