2010年5月26日水曜日

荒川修作さん死去(520asahi)


現代美術家、NYで活躍
 養老天命反転地などの奇抜な作品で現代美術界に波紋をなげかけ、国際的に知られた美術家

現代美術家、NYで活躍

荒川修作(あらかわ・…しゅうさく)さんが19日、ニューヨークの病院で亡くなった。73歳だった。
 第2次大戦後の美術界をガードした一人。長くニューヨークを拠点に活動し、欧米でも高く評価された。
名古屋市生まれ。1950年代から既製の美術観を覆す作品を発表。60年代には赤瀬川原平、篠原有司男らと前衛的活動を続けたが、61年には渡米、英語や数字、記号などを画面に取り入れる図式的作風を展開したのち、建築に接近した。岐阜県養老町の公園「養老天命反転地」や、東京都三鷹市の集合住宅「三鷹天命反転住宅」などの新奇な試みが話題になった。
 妻で詩人のマドリン・ギンズを、仕事上でもパートナーとした。「死なない」をキーワードとし、「天命反転を実行せよ」と唱えていた。現在、「死なないための葬送」と題する個展(6月27日まで)が、大阪・国立国際美術館で開かれている。

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