tag:blogger.com,1999:blog-14336871149746147232024-03-05T13:05:30.537+09:00美術学科 OFFICIAL BLOGYakeibanhttp://www.blogger.com/profile/07500189344781699224noreply@blogger.comBlogger341125tag:blogger.com,1999:blog-1433687114974614723.post-36895423017594758362014-07-24T09:34:00.002+09:002014-07-24T09:34:25.250+09:00アートとわいせつ狭間で(723asahi)<div class="p1">
<span style="font-size: large;">3Dプリンター用 性器データ送信</span></div>
<div class="p1">
自身の女性器を<span class="s1">3D</span>プリンターで復元できるデータをネット上で送付した女性が今月、わいせつ物頒布等の疑いで逮捕された事件が注目されている。データとプリンターによって生まれる立体は、造形表現の観点からどう考えられるのか。</div>
<div class="p1">
芸術表現における性器の描写は、現状では即摘発とはなっていない。近年の美術展では性器を措いた春画も、年齢制限などをつけて展示されている。逮捕された女性も「ろくでなし子」の名で活動し、自らの女性器をかたどった作品の個展などを開いてきたという。</div>
<div class="p1">
<span style="font-size: large;">当たり前の技術</span></div>
<div class="p1">
今回の直接の容疑は、男性会社員に対し、女性器の形を復元できる<span class="s1">3D</span>プリンター用のデータがダウンロードできる<span class="s1">URL</span>を、メールに記して送信したというものだ。<span class="s1">3D</span>プリンターは型がなくても立休物が作れるため近年、医療や家電などの分野で普及、家庭用のものも売り出されている。アートの世界でも、「もう既存の技術の一つとして使われているので、<span class="s1">3D</span>プリンターアートとか言わない状態」 (藤幡正樹・東京芸術大数援)だという。</div>
<div class="p1">
美術評論家の暮沢剛巳さん(<span class="s1">48</span>)は「再現されたものを見ていない以上、個射に</div>
<div class="p1">
は判断できない」としたうえで、写真との近さを指摘する。「女性器から直接型どりしてプリンターで出力できる形なら、性器を直接撮ってプリントした写真に近いと判断されたのかもしれない」</div>
<div class="p1">
一方で、「精細なデータであるほど、できるものは医学標本のようになって、わいせつ性は希薄になるのではないか」と指摘する。</div>
<div class="p1">
<span style="font-size: large;">「発注だけ」も芸術</span></div>
<div class="p1">
では、データを送信することは表現行為なのか。</div>
<div class="p1">
設計図などを元に業者などに作らせる「発注芸術」という発想は、<span class="s1">1960</span>年代ごろからあるとされる。建築や工業デザインなどで発注は当たり前だが、近代の美術では「自分で作る」という作家性が重視される。それを播さぶるため、例えば彫刻の制作でも、自らは手を動かさず、設計図などで「発注するだけ」であることを強調する概念芸術的な行為だ。</div>
<div class="p1">
さらに、「指示書」だけの表現も存在する。美術家の冨井大裕さん(<span class="s1">40</span>)は立体</div>
<div class="p1">
作品だけでなく、指示書だけの表現も手がける一人。一例を挙げれば、展示室に</div>
<div class="p1">
置かれた指示書に組み体操のような絵と指示が記され、鑑賞者がそれに従って挑戦すると、人の体によって「形」が現れる、というものだ。「完成したものだけでなく、作り方にも意味がある」と話す。</div>
<div class="p1">
では、今回の手法やデータをもとにできあがる造形はアートなのか。暮沢さんは、「表現は多様化し、絵画や彫刻のように形式がアートであることを保証する</div>
<br />
<div class="p1">
わけではない。そうなると、新しい価値を提示できているかが判断のよりどころになるだろう」と話している。(編集委員・大西若人)</div>
cabinetshttp://www.blogger.com/profile/14497899414372367532noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-1433687114974614723.post-63809855451912323642014-07-24T09:32:00.001+09:002014-07-24T09:32:30.185+09:00写真家に託した美術家の思い(514asahi)<div class="p1">
呼び寄せ合う被爆地の祈り</div>
<div class="p1">
</div>
<div class="p1">
美術家の内藤礼(<span class="s1">52)</span>と写真家の畠山直哉哲<span class="s1">(56)</span>が、東</div>
<div class="p1">
京・銀座で珍しい形の「<span class="s1">2</span>人展」を開いている。昨</div>
<div class="p1">
夏、内藤が故郷・広島の美術館で行った展示を、畠山</div>
<div class="p1">
撮影の写真で紹介しているのだ。それは内藤が初めて</div>
<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
<a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEju-wia20vplrxtuhmg0IpnhQZjKChdRuM0Y3SZULCqjOOWLXi6cJ9Pe7aM4VUignlUeNal-G2ydLQLLcGVi3Mdme2lSEUToZrmfw7jiBj0CykIt6feoZBAZFhzMRESdYECQvG1MCOa3Gw/s1600/514asahi-1.jpg" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEju-wia20vplrxtuhmg0IpnhQZjKChdRuM0Y3SZULCqjOOWLXi6cJ9Pe7aM4VUignlUeNal-G2ydLQLLcGVi3Mdme2lSEUToZrmfw7jiBj0CykIt6feoZBAZFhzMRESdYECQvG1MCOa3Gw/s1600/514asahi-1.jpg" height="400" width="342" /></a></div>
<div class="p1">
原爆と向き合い、被爆遺品を取り込んだ表現だった。<br /></div>
<div class="p2">
<br /></div>
<div class="p1">
互いに発見、多くの人に伝えたい</div>
<div class="p1">
</div>
<div class="p1">
薄暗い部屋に入ると、祭壇のような台。温かい光に 包まれて並ぶのは、被爆し</div>
<div class="p1">
焼けて溶けた<span class="s1">17</span>個のガラス瓶とその一つずつに寄り添うように立つ小さな木の</div>
<div class="p1">
「ひと」。一輪の花を生けた新しい瓶も一つある。</div>
<div class="p1">
広島県立美術館での「タマ/アニマ(わたしに息を吹きかけてください)」と</div>
<div class="p1">
題した内藤の展示は、見る者の心をわしづかみにする祈りの空間だった。</div>
<div class="p1">
内藤は平和教育を受けてきたが、原爆を作品テーマにすることはなかった。一</div>
<div class="p1">
方で小さな立体などによる繊細な表現を通し、一貢して「地上に存在しているこ</div>
<div class="p1">
とは、それ自体、祝福であるのか」を追求してきた。</div>
<div class="p1">
美術館から「ピース・ミーツ・アートー」展への出品作を依頼された暗も、ガ</div>
<div class="p1">
ラス瓶に花を生けることを考えた。「花が生きている姿を見たい。そこは慰霊の</div>
<div class="p1">
空間になるだろう」。水は原爆投下直後に、多くの人が求めたものでもある。</div>
<div class="p1">
そして広島平和記念資料館に被爆した瓶があることを思い出し、それを借りて</div>
<div class="p1">
傍らに小さな木の「ひと」を立たせることにした。高さ<span class="s1">3</span>~<span class="s1">4</span>巧の「ひと」は、</div>
<div class="p1">
東日本大震災や原発事故後から作り続けている。目を持ち、性別や年齢の違いも</div>
<div class="p1">
ある「精霊」のような存在。「見たものを希望だと居じる人たちなんです」</div>
<div class="p1">
「誰かに使われていた瓶も人間のように思えます。背景には無数の人がいる。</div>
<div class="p1">
そのそばで、励ましているのか、黙っているのか」</div>
<div class="p1">
「特定の誰かのために制作したことはなかったが、この作品では広島のあらゆ</div>
<div class="p1">
る命を思った。でも展示では『ひと』はこちらを向いて、見る人すべてを居じて</div>
<div class="p1">
いるんです」。展示を通し、家族や友人と語り、資料を読み、故郷に改めて出</div>
<div class="p1">
あった患いがしたという。</div>
<div class="p1">
しかし、実際に鑑賞した人は限られていた。<span class="s1">20</span>年以上、内藤の展示を撮ってい</div>
<div class="p1">
る畠山の写真を見て、「こういうものが存在したことを伝えられる可能性があ</div>
<div class="p1">
る」と写真展を開くことにした。「私の作品は一見、小さく可愛らしいのです</div>
<div class="p1">
が、畠山さんは惑わされずに、その内部に潜む存在の力をとらえてくれます」</div>
<div class="p1">
内藤は最近、「祈りや願い以外にアートに何があるのか」と感じ始めている。</div>
<div class="p1">
畠山の写真なら、内藤の思いや模索も伝わるに違いない。(編集委員・大西若人)</div>
<div class="p1">
▽<span class="s1">31</span>日まで、東京・銀座<span class="s1">1</span>の<span class="s1">7</span>の<span class="s1">5</span>のギャラリー小柳で。日・月曜休み。<span class="s1">2</span>人</div>
<div class="p1">
が参加する「椿会展」も<span class="s1">25</span>日まで、銀座の資生堂ギャラリーで。月曜休み。</div>
<div class="p1">
互いに発見、多くの人に伝えたい</div>
<div class="p1">
畠山直哉の話 </div>
<div class="p1">
内藤さんの作品は素材や形態が繊細で小さい一方、形而上の世界を扱っているので、見る側が能動的にならないと意味や隠喩がくみ取れない。撮影とは解釈行為</div>
<div class="p1">
ですが、特に、自分が試されている面がある。お互いに発見したり学んだり、写</div>
<br />
<div class="p1">
真を通じて研究しあっているのでしょう。</div>
cabinetshttp://www.blogger.com/profile/14497899414372367532noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-1433687114974614723.post-30048576169638315042014-04-04T23:51:00.004+09:002014-04-04T23:51:56.355+09:00アートか政治宣伝か 美術館ビリピリ(404asahi)<div class="p1">
アートか政治宣伝か。東京都美術館で展示された作品が議論を投げかけた。同館は「政治的宣伝との苦情が出かねない」と撤去を求めたが、「過剰な自主規制だ」との声もあがる。美術館の役割とは何だろう。</div>
<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
<a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhCa9oBoK4dhs_ZCepI6n-jfZHixLSudjEwZkqc5TO2_m3Ial_EIhPEYFpkmeQVEVPfT_2GIihZJ5pcwFM3VoxMDzFIZFA9ILnIsCsrjv6ZIl37DDffrG1foZaTTvbkBMY8fsPI1A_jheI/s1600/404-2.jpg" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhCa9oBoK4dhs_ZCepI6n-jfZHixLSudjEwZkqc5TO2_m3Ial_EIhPEYFpkmeQVEVPfT_2GIihZJ5pcwFM3VoxMDzFIZFA9ILnIsCsrjv6ZIl37DDffrG1foZaTTvbkBMY8fsPI1A_jheI/s1600/404-2.jpg" height="320" width="196" /></a></div>
<div class="p1">
<br /></div>
<div class="p1">
<br /></div>
<div class="p1">
クレーム恐れ</div>
<div class="p1">
作品撤去要請</div>
<div class="p1">
<br /></div>
<div class="p1">
「腹立たしかったが、やむを得なかった」。彫刻家の中垣克久さん(<span class="s1">70</span>)は振り返る。</div>
<div class="p1">
同館で<span class="s1">2</span>月にあった彫刻展。主催した現代日本彫刻作家連盟代表の中垣さんは、高さ<span class="s1">1</span>・<span class="s1">5M</span>のドームに「憲法九条を守り、靖国神社参拝の愚を認め、現政権の右傾化を阻止して、もっと知的な思慮深い政治を求めよう」と書いた紙を貼った作品を出した。</div>
<div class="p1">
同館はこれを、「特定の政党・宗教を支持、反対するなどの事業は使用させないことができる」という運営要綱に該当すると判断。小室明子副館長らが作品の撤去を求めた。中垣さんは「作品を守るのが美術館ではないのか」と反発したが、「撤去こそ屈辱だ」と、問題の紙をはがして展示を続けた。中垣さんは、「完成させた形で改めて展示したい」と話す。</div>
<div class="p1">
小室氏は「税金で運営している以上、政治的中立が求められる」。都の高橋伸子・文化施設担当課長も「美術館は芸術表現の場であって政治論争の場ではない」と同調する。</div>
<div class="p1">
「表現の自由は」悩む学芸員も。</div>
<div class="p1">
ただ同館のある学芸員は、歴史認識や中韓関係に触れた作品には年々、外部からの過敏な反応が増えていると感じる。「すべて指摘したら表現の自由はなくなってしまう」</div>
<div class="p1">
<span class="s1">2012</span>年夏には、従軍慰安婦を扱った絵画や彫刻に「館の公式見解なのか」などの苦情が寄せられ、主催者との協議で作品は撤去された。<span class="s1">13</span>年夏の美術家平和会議の展示会では、苦情が来る前から館側が対応。従軍慰安婦像の写真に貼り付けた日本政府に補償を求めるメッセージの紙などを撤去させた。</div>
<div class="p1">
今回は撤去要請の報道後、同館に「作品を展示すれば具体的な行動をとる」と男性の声で電話があったという。学芸員は「どんな騒動に発展するかわからない。多様な見方を示す美術館の使命をどう果たせばいいか」と頭を悩ませる。</div>
<div class="p1">
<br /></div>
<div class="p1">
各地でも自粛識者は「過剰」</div>
<div class="p1">
<br /></div>
<div class="p1">
美術館が作品の政治性に尻込みす各ケースは各地で起きている。</div>
<div class="p1">
富山県立近代美術館は<span class="s1">1</span><span class="s1">986</span>年、県議会で批判を受けて昭和天皇の写真を組み合わせたコラージュ作品を非公開にして売却した。</div>
<div class="p1">
沖縄県立博物館・美術館は<span class="s1">09</span>年、昭和天皇の写真や裸婦の像をコラージュで組み合わせた版画を県側の意向で除外した。</div>
<div class="p1">
富山県立近代美術館の対応の是非を巡って争った訴訟の原告だった富山大の小倉剰丸教授(社会文化論)は「思想信条の自由な表現を保障するのが美術館の使命だ。公立美術館が自己規制をすれば、首長や議会など政治に判断が影響されかねない」と警鐘をならす。</div>
<div class="p1">
早稲田大の戸政江二教授(憲法学)は「芸術と政治は深い関係にあり、ピカソの名作『ゲルニカ』など政治批判の作品は枚挙にいとまがない」と指摘。都美術館の今回の対応を「過剰反応で要綱の乱用だ」と批判する。「美術館自身が作品の撤去を求めることの方が</div>
<div class="p1">
よほど政治的ではないか」(中村真理)</div>
cabinetshttp://www.blogger.com/profile/14497899414372367532noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-1433687114974614723.post-4062900076599979852014-04-04T23:44:00.003+09:002014-04-04T23:44:58.687+09:00哀愁、滑稽‥・架空の武者たち奮い立つ(326asahi)<div class="p1">
野口哲哉、東京・練馬で</div>
<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
<a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgOq7xsAlfi6-62Zt8XFrrVwtrGmHl0v_feLe-yi-OsTce__iQLzLGw2kzR-TtJ5pGW8hyphenhyphen6ZEsAohpX9KCQwz0WS1BQAgFcdb9vY9RDzXSS34UHfYf8s6LQbC-99-nNVsG7afvTcPBZbTI/s1600/326-6.jpg" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgOq7xsAlfi6-62Zt8XFrrVwtrGmHl0v_feLe-yi-OsTce__iQLzLGw2kzR-TtJ5pGW8hyphenhyphen6ZEsAohpX9KCQwz0WS1BQAgFcdb9vY9RDzXSS34UHfYf8s6LQbC-99-nNVsG7afvTcPBZbTI/s1600/326-6.jpg" height="320" width="274" /></a></div>
<div class="p1">
<br /></div>
<div class="p1">
<br /></div>
<div class="p1">
ジェット噴射機のような容器を背負って甲冑姿の武者が、歯を食いしばって高速で飛行する。荒唐無稽だが、超リアルな姿に「アリかも」と思わされてしまう。そんな武者像が立ち並ぶ「野口哲哉の武者分類図鑑」展が、東京の練馬区立美術館で開かれている。</div>
<div class="p1">
野口は<span class="s1">1980</span>年生まれ。<span class="s1">2003</span>年ごろから、樹脂やプラスチックなどで武者像を制作している。今回が美術館では初の個展。大小さまざまな武者像を中に、古びた味わいの絵画や絵鳥など約<span class="s1">90</span>点を展示している。</div>
<div class="p1">
現存する申宵や古画、文献資料などから創出された武者優には、作家自ら書いた解説がつけられる。例えば<span class="s2">「</span>Talking Head<span class="s2">」=写真=の武者</span>は、黒熊を模した「着用時だけ覚醒する付喪形式」の兜をかぶり、その発言に耳を傾けている、という具合。架空の物語を背負った武者たちは、ときに滑稽で、ときに哀愁漂うたたずまいで鑑賞者を引きつけている。(西岡一正)▽<span class="s1">4</span>月<span class="s1">6</span>日まで。月曜休館。図録「侍達ノ居ル処。」(青幻舎)が刊行</div>
<br />
<div class="p1">
された。</div>
cabinetshttp://www.blogger.com/profile/14497899414372367532noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-1433687114974614723.post-5936263986898821572014-04-04T23:41:00.002+09:002014-04-04T23:41:34.386+09:00細密描写の VOCA × 人物表現の FACE(326asahi)<div class="p1">
新鋭の登竜門、二つの個性</div>
<div class="p1">
<br /></div>
<div class="p1">
絵画などの平面表現を辛がける新鋭の登竜門たる二つの展覧会が<span class="s1">30</span>日まで、東京都内で開かれている。今年は、「人物表現の<span class="s1">FACE</span>」と「細密描写の<span class="s1">VOCA</span>」と呼べるような、持ち味の違いが表れている。</div>
<div class="p1">
西新宿の損保ジャパン東郷育児美術館で開催中の「<span class="s1">FACE201</span><span class="s1">4</span>」展は、今回で<span class="s1">2</span>回目。年齢不問の公募展で今回は<span class="s1">889</span>人の応募があったが、受賞<span class="s1">9</span>人のうち<span class="s1">7</span>人が人物表現を手がけている。</div>
<div class="p1">
グランプリは、<span class="s1">1988</span>年生まれの川島優の「<span class="s1">TOX</span>・<span class="s1">1C</span>」で、日本画によるモノトーンの表現。コンクリート壁の前でしゃがむ少女を精妙に措き、不穏な空気を漂わせる。</div>
<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
<a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEg-Il2jKKYb-cGpJp2csVT8uLAItml5Ckpr2mI5DX1Xvx8edtWuogLhm_RmDR0MGaVlfrOkFDSn7AiuvrXDDlhtTqvnXt51SisRKhZjP_VKAu-rigBwvBy48GSyAU0g3Qe8J6y_1Cl9U3M/s1600/326-4.jpg" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEg-Il2jKKYb-cGpJp2csVT8uLAItml5Ckpr2mI5DX1Xvx8edtWuogLhm_RmDR0MGaVlfrOkFDSn7AiuvrXDDlhtTqvnXt51SisRKhZjP_VKAu-rigBwvBy48GSyAU0g3Qe8J6y_1Cl9U3M/s1600/326-4.jpg" height="320" width="205" /></a></div>
<div class="p1">
<br /></div>
<div class="p1">
これに対し、上野の森美術館の<span class="s2">「</span>VOCA<span class="s2">展</span>2014<span class="s2">」は、全国の</span>学芸員らが推薦した<span class="s1">40</span>歳以下が競う場として定着。<span class="s1">21</span>回目の今回は<span class="s1">33</span>人が出品しているが、受賞<span class="s1">6</span>人には細密な表現が目立つ。</div>
<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
<a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEge59iDdXluuN8l76tTObEI7AWMLvV3ClHuGOWzYdAC6HyjGF4Mku5_tJpDDOe_sVjG_5k2H7fIWPV30H5vc8gRu6uSWKoSxydB0TrL5dH3ofVNps0VGmftZIYIVu_NXy_lSnEQpp8Zz9s/s1600/326-5.jpg" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEge59iDdXluuN8l76tTObEI7AWMLvV3ClHuGOWzYdAC6HyjGF4Mku5_tJpDDOe_sVjG_5k2H7fIWPV30H5vc8gRu6uSWKoSxydB0TrL5dH3ofVNps0VGmftZIYIVu_NXy_lSnEQpp8Zz9s/s1600/326-5.jpg" height="187" width="320" /></a></div>
<div class="p1">
<br /></div>
<div class="p1">
最高賞の<span class="s1">VOCA</span>賞は<span class="s1">89</span>年生まれの田中望が日本画の画材で描いた「ものおくり」に。漂着した鯨を擬人化されたウサギたちがさまざまな祭礼によって弔っている図だが、鳥獣戯画をさらに細密にしたような表現に驚かされる。</div>
<div class="p1">
<span class="s1">VOCA</span>の受賞会見では東日本大震災後の意識が語られ、両展の選考に関わった本江邦夫・多摩美術大教授が、「じつくり描きたいという傾向があるようだが、もう少し社会</div>
<div class="p1">
性、時代性が画面にあってもいいのではないか」と話した。(編集委員・大西若人)</div>
cabinetshttp://www.blogger.com/profile/14497899414372367532noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-1433687114974614723.post-9359441340577812892014-04-04T23:36:00.000+09:002014-04-04T23:36:01.171+09:00津波で傷んだ写真の「記憶」(326asahi)<div class="p1">
東京でアートプログラム</div>
<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
<a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgCkip0xEl7F8YTRWIk5Jlxdy3-GBtINV8sazn9QjIpBCI7sTxnRr33CG4XIktzqH5Oj2xVKdBMUtYGYAtuUPu5NgmKd2PV846DuRcNgdTwdeEU6zaqw2_aePizkju3gP4Wa-LNl6YJBrg/s1600/img293.jpg" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgCkip0xEl7F8YTRWIk5Jlxdy3-GBtINV8sazn9QjIpBCI7sTxnRr33CG4XIktzqH5Oj2xVKdBMUtYGYAtuUPu5NgmKd2PV846DuRcNgdTwdeEU6zaqw2_aePizkju3gP4Wa-LNl6YJBrg/s1600/img293.jpg" height="268" width="320" /></a></div>
<div class="p1">
<br /></div>
<div class="p1">
<br /></div>
<div class="p1">
東日本大震災による津波で流された約<span class="s1">2</span>千枚の写真を用いたインスタレーションが、東京・池袋の東京芸術劇場アトリエイーストで展示されている。震災をテーマに同劇場で開催中のアー<span class="s2">トプログラム「</span>MOVING DISTANCE<span class="s2">:</span>2579<span class="s2">枚の写真と</span>11<span class="s2">通の手紙</span>」(<span class="s1">16</span>日まで)の一部だ。</div>
<div class="p1">
「記憶の壁」と名付けられた展示作晶。約<span class="s1">2</span>千枚は全て宮城県山元町で流され、その後、回収・洗浄された写真だ。表面が溶けかかったもの、真っ白になつたもの。あるべきはずの図像の「欠落」が、その時シャッターを切った人、写された思い出の存在を、かえって強く意識させる。</div>
<div class="p1">
プログラムは、この写真をコンセプトとした映像や詩、サウンドインスタレーションの展示とぅイブや朗読公演で構成される。企画した佐藤道元さんは「アートというフィルターを通すことで直感的に理解できることがあるのではないか」。</div>
<div class="p1">
<span class="s1">9</span>日には、元<span class="s1">AKB48</span>の仲谷明香が劇作家・草屋白玉の新作を、<span class="s1">15</span>日には詩人・和合亮一が音楽と共に「廃炉詩編」と「詩の礫」を朗読する公演がある。ライブや朗読は一部を除き有料。問い合わせは同劇場ボックスオフィス(<span class="s1">0570</span>・<span class="s1">010</span>・<span class="s1">296</span>)へ。(増田愛子)</div>
cabinetshttp://www.blogger.com/profile/14497899414372367532noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-1433687114974614723.post-560143435424722832014-04-04T23:29:00.000+09:002014-04-04T23:29:15.669+09:00「雑」が解放する(326asahi)<div class="p1">
展示室に並べられることなんて全く想定せずに作られた土俗的、民族的な造形物や雑貨を扱った展覧会が東京と静岡で開かれている。ともに実験性に富んだ試みで、見る者に「アートとは何か」と再考させる。</div>
<div class="p1">
<span style="font-size: large;">芸術?そうでなくても構わない</span></div>
<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
<a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgs9kPFd0qeeF1565-Wtgq9lyi-iHRVa1oLzhJvkpgDZuI4bJgjUYcYdEBQFducpviZPj3BeZM1-YLvnKpXHULkDzeTpvFRKWoQtH5yQWOmh5qIIn924svlVWtgLUH1LPk_jsEZq4RyS8c/s1600/326-1.jpg" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgs9kPFd0qeeF1565-Wtgq9lyi-iHRVa1oLzhJvkpgDZuI4bJgjUYcYdEBQFducpviZPj3BeZM1-YLvnKpXHULkDzeTpvFRKWoQtH5yQWOmh5qIIn924svlVWtgLUH1LPk_jsEZq4RyS8c/s1600/326-1.jpg" height="257" width="320" /></a></div>
<div class="p1">
<span style="font-size: large;"><br /></span></div>
<div class="p1">
目が飛び出した仮面があれば、鼻の穴の大きなものもある。色も形、大きさもばらば</div>
<div class="p1">
らな仮面が約<span class="s1">100</span>点、壁にとりつけられて鑑賞者と向き合っている。</div>
<div class="p1">
重点・六本木の国立新美術館で<span class="s1">6</span>月<span class="s1">9</span>日まで開催中の「イメージの力」展は、こんな展示から始まる。長屋光枝・同館主任研究員は「通常なら作品を『見る』来館者が、『見られる』状態になる。いつもと違う展覧会だとまず体感してほしい」と話す。</div>
<div class="p1">
確かに、ひと昧違う展覧会だ。文化人類学者の青木保館長の肝いり企画で、大阪の国立民族学博物館が所蔵する世界各地の民族資料や生活用具約<span class="s1">34</span>万点から選ばれた約<span class="s1">60</span><span class="s1">0</span>点を展示。美術品として生み出されたものはぼとんどなく、作者も制作年もほぼ分からない。研究対象なら地域で分類しそうなところだが、今回は美術館らしく、できるだけ共通する造形的な普遍性を見いだすことを試みている。</div>
<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
<a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhyYjRnA-7-FTfg0qJDA6UQnWs6n6NYYVuC9rA0iX1jLfqaTOBf-0t3KWuR5l60LdRiIt6c1AJRos_dSG2PPf2sMPw_lYBAlRj-9yzrLvFkszN2EFxqalq8rLafkqj3s4w_N1UmxXG7NGc/s1600/326-3.jpg" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhyYjRnA-7-FTfg0qJDA6UQnWs6n6NYYVuC9rA0iX1jLfqaTOBf-0t3KWuR5l60LdRiIt6c1AJRos_dSG2PPf2sMPw_lYBAlRj-9yzrLvFkszN2EFxqalq8rLafkqj3s4w_N1UmxXG7NGc/s1600/326-3.jpg" height="320" width="153" /></a></div>
<div class="p2">
<br /></div>
<div class="p1">
来歴説明無し</div>
<div class="p2">
<br /></div>
<div class="p1">
好例が「光」や「高さ」に着目したコーナー。時代や地域を超えて、造形物が集めら</div>
<div class="p1">
れ、ギリシャとモロッコの衣装が隣り合わせに。造形を純粋に見てもらうために、作品</div>
<div class="p1">
の来歴などの説明も展示室にはない。「この地域のこの表現がこう伝わるんだ」といっ</div>
<div class="p1">
た文脈や物語を組み立てることができず、戸惑いを覚える向きもあるだろう。</div>
<div class="p1">
一方で、展示室に並べると何でもアートに見えてしまう力学と背中合わせの企画でも</div>
<div class="p1">
ある。それを自覚し、最後の展示室では、かごや網などを、あえてデュシャンや「も</div>
<div class="p1">
の派」といった現代美術の表現を連想させるように展示し、美術館や現代美術という</div>
<div class="p1">
文化的な「装置」の政治性も相対化している。</div>
<div class="p1">
長屋研究員は、「造形物を文脈や意味性から解放し、生活の中でイメージがどう用い</div>
<div class="p1">
られてきたかを考えてもらえれば。イメージとは、人間の想像力が働いて生まれるもの</div>
<div class="p1">
だから」と語った。</div>
<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
<a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgsJh41DKDnzmwlgnjYWSKR5J88uQn78OiLB2GCyzEg0Ta1sGIIORwuvbeo8RPEdj9tCy8Ab7RLgqOIbP8xzbtp-RSlTSN1CcVWLEMLy2-vCJMvIMObutu_ld4PQUW0Obl4F6ZH1ma5_Jk/s1600/326-2.jpg" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgsJh41DKDnzmwlgnjYWSKR5J88uQn78OiLB2GCyzEg0Ta1sGIIORwuvbeo8RPEdj9tCy8Ab7RLgqOIbP8xzbtp-RSlTSN1CcVWLEMLy2-vCJMvIMObutu_ld4PQUW0Obl4F6ZH1ma5_Jk/s1600/326-2.jpg" height="320" width="210" /></a></div>
<div class="p1">
<br /></div>
<div class="p1">
切手も紙袋もこうした問題意識を、よりカジュアルに展開するのが、静岡県三島市の「大岡居ことば館」で<span class="s1">6</span>月<span class="s1">1</span>日まで開かれている「これっていいね 雑貨主義展」だ。</div>
<div class="p1">
画家の谷川晃一(<span class="s1">76</span>)が集めたインドやアフリカの布などの民族的な造形物から、かご</div>
<div class="p1">
や陶器といった生活雑器、さらには切手やトランプ、現代のコーヒーショップの紙袋ま</div>
<div class="p1">
で。あわせて谷川白身の作品も展示され、展示はさらに雑多。展覧会と同名の書籍も平</div>
<div class="p1">
凡社から出版された。</div>
<div class="p1">
谷川は「分類すると近代の常識に収めてしまう事になるし、もっと軸足を暮らしに置きたい。展示すれば、芸術のように見えるかもしれないが、芸術であってもなくても構わない」と話す。</div>
<div class="p1">
とかく「これはアートか否か」を先にするのが近代芸術の世界。谷川が雑貨を集める</div>
<div class="p1">
理由の一つは「(こうした)芸術病から解放されていたから」だという。</div>
<div class="p1">
そう、両展は既成の枠組みからの「解放」で通じている。 (編集委員・大西若人)</div>
<br />
<div class="p1">
芸術?そうでなくても構わない</div>
cabinetshttp://www.blogger.com/profile/14497899414372367532noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-1433687114974614723.post-67354838880854073272014-04-04T23:21:00.001+09:002014-04-04T23:21:48.499+09:00鎮魂と再生の祭り」膨らむ構想(305asahi)<div class="p1">
みちのくアート巡礼・赤坂憲雄</div>
<div class="p1">
<br /></div>
<div class="p1">
「まだ妄想状態ですが」と断りながら、赤坂憲雄・学習院大教授(<span class="s1">60</span>)は「みちのくアート巡礼」というプロジェクト構想を語る。</div>
<div class="p1">
「被災地で毎年<span class="s1">11</span>カ所、アートイベントを開き、人々が巡礼のようにたどって歩く。<span class="s1">8</span>年続ければ<span class="s1">88</span>カ所の『札所』となり、鎮魂と再生のモニュメントが残される」という内容だ。</div>
<div class="p1">
専門は民俗学。福島出身の父祖に導かれるように東北各地を歩き、総合的な地域研究「東北学」を提唱してきた。</div>
<div class="p1">
東北芸術工科大(山形市)の教員となったことでアートが身近に。大学院長を務めた<span class="s1">2006</span>年ごろから、山間の湯治場を舞台にした小さなアートイベントに関わった。「院生らが湯治場の人々と交流しながら制作をすることで、地元の若者の活動も盛んになり、裏返していた湯治場の風景が変わった」</div>
<div class="p1">
その後、福島県立博物館(会津若松市)の館長として<span class="s1">10</span>年から「会津・漆の芸術祭」を開催。地場産業・漆工の職人と現代アートの作家が協働する試みだった。地域に関わるアートの可能性に確信を深め、福島と北開東、新潟を巡る広域型アートイベントを構想し</div>
<div class="p1">
ていたところに、震災が東日本を襲った。</div>
<div class="p1">
被災地、とりわけ原発事故に見舞われた福島には、「復興や賠償を巡って、深刻な分断と対立がある。だからこそアートの無用性と無償性が武器になる」。被災地の隠された現実を思いがけない形で浮き彫りにし、人々を祈りや瞑憩に導くアートへの期待が「巡礼」構想に発展した。</div>
<div class="p1">
これまで各地でアートイベントの「種」をまいてきた。すでに「巡礼」構想に参加したいという声も届いている。「東京オリンピックという中央集権的な『祭り』とは対極的に、草の根の小さなイベントをつなぐ『鎮魂と再生の祭り』を目指したい」 (西岡一正)</div>
cabinetshttp://www.blogger.com/profile/14497899414372367532noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-1433687114974614723.post-22607623577146989662014-01-20T17:10:00.000+09:002014-01-20T17:10:00.464+09:00奇想の少女 或いは少年美術学科主任建石修志の出品展覧会<br />
2014 1/21(火)~2/01(土)<br />11:00~19:00<br />
銀座スパン・アート・ギャラリー<br />
http://www.span-art.co.jp/exhibition/201401kisouno/index.html<br />
<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
<a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEi4wuu3GLBbGLRDrOGd38G9SMXmpYSOS181kUfYUDrNPKCD21cnPlV-NcAWeZdDej5PP2AGOmkBTueKali5TzBqGZzvn4X9ZyUSymbuQQRb9T2wIf7uKECX3x4Jp9ZHrA9KzzMzPgaQhrw/s1600/span1.jpg" imageanchor="1" style="clear: left; float: left; margin-bottom: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEi4wuu3GLBbGLRDrOGd38G9SMXmpYSOS181kUfYUDrNPKCD21cnPlV-NcAWeZdDej5PP2AGOmkBTueKali5TzBqGZzvn4X9ZyUSymbuQQRb9T2wIf7uKECX3x4Jp9ZHrA9KzzMzPgaQhrw/s1600/span1.jpg" height="400" width="168" /></a></div>
<br />cabinetshttp://www.blogger.com/profile/14497899414372367532noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-1433687114974614723.post-63181814186365280092014-01-20T17:05:00.002+09:002014-01-20T17:05:37.255+09:00空間のこども展美術学科主任建石修志出品の展覧会<br /><br />2014 1/17(金)~2/09(日)<br />YUI GARDEN+shopB<br />横浜市都筑区仲町台1-33-1 THE TERRACE 1F<br />
http://www.shop-b.com/map.php<br />
http://spaceyui.com/gallery_note/2013/12/17/yui-garden-shopb.html<br />
<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
<a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjbPDnFF_Lr6tXbSciNjDDYdMtKTxGTWcykQoEAqIsFA3CgO4hTNf1v9Ewiy0hn3M8CLblTmjTqKlvkxLsSnqHjmqyopoqgz_8zxwGPMLuuKe_40aRJ_jIaOR0Nq38vFfIki0HpOu8ktCk/s1600/yui+garden+shop.jpg" imageanchor="1" style="clear: left; float: left; margin-bottom: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjbPDnFF_Lr6tXbSciNjDDYdMtKTxGTWcykQoEAqIsFA3CgO4hTNf1v9Ewiy0hn3M8CLblTmjTqKlvkxLsSnqHjmqyopoqgz_8zxwGPMLuuKe_40aRJ_jIaOR0Nq38vFfIki0HpOu8ktCk/s1600/yui+garden+shop.jpg" height="373" width="400" /></a></div>
cabinetshttp://www.blogger.com/profile/14497899414372367532noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-1433687114974614723.post-64522365966364025052014-01-20T16:57:00.000+09:002014-01-20T16:57:07.093+09:00日常ゆさぶる はみ出し女子(104asahi)<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
<a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjy6rG9Eka9QaW-zfM4ZyIIzvwSOqh8GVEQwyXMEeOujly3cX0-BGGluW5IN481fV0mN1qJhpEe6O2gxWixEhLbUE_4Txk7wtc_RyV4SMrzp9i2Oi7ctMe6CBSGeVqd4lH8_oj4R3j622s/s1600/104asahi-1.jpg" imageanchor="1" style="clear: left; float: left; margin-bottom: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjy6rG9Eka9QaW-zfM4ZyIIzvwSOqh8GVEQwyXMEeOujly3cX0-BGGluW5IN481fV0mN1qJhpEe6O2gxWixEhLbUE_4Txk7wtc_RyV4SMrzp9i2Oi7ctMe6CBSGeVqd4lH8_oj4R3j622s/s1600/104asahi-1.jpg" height="187" width="400" /></a></div>
<div class="p1">
<span style="font-size: large;">マチューセッツ工科大学助敦 スプツニ子!さん(28歳)</span> </div>
<div class="p1">
大理石の床にコツコツとハイヒールの音を響かせ、マンションの玄関に姿を現した。<span class="s1">173</span>センチのすらりと伸びた背に、モデルと見まごうクールビューティーな顔立ち。父は日本人、母はイギリス人。スプツニ子!は「色白でロシア人ぼい顔立ち」から、アメリカンスクール時代に旧ソ連の人工衛星「スプートニク」からついたあだ名だ。</div>
<div class="p1">
その正体は英ロンドン大学で数学を学んだ「リケジョ(理系女子)」であり、ポップでシニカルな作品を繰り出す気兢のアーティスト。</div>
<div class="p1">
東京都現代美術館(<span class="s1">MOT</span>)の「うさぎスマッシュ展」。装置と映像、音楽で構成された最新作「ムーンウォーク☆マシン、セレナの一歩」を公開中だ。月面を模した白砂が広がる展示室。月面探査車が走った跡には、ハイヒールの靴跡も点々と残る。壁をスクリーンに、リケジョのセレナがカツコいい靴跡を月に残すべくユニークな探査車を発明する・・・という動画ドラマがテクノポップのメロディーとともに映し出される。</div>
<div class="p1">
昨秋、高松市美術館で作品が生まれた背景を小学生に語った。「人類が1969年に初めて月面に降りてから12人が足跡を残したけど、全員アメリカの男たち。月ってみんなのものなのにムカつかない?女の子も月に行くべきだ!そんな願いを形にしたの」</div>
<div class="p1">
主張の押しっけや、結論を見せつける手法は好まない。「みんなの当たり前の日常をゆさぶって、自分の頭で考え、行動するきっかけになれば」</div>
<div class="p1">
両親はともに数学者。白身も大学では数学科に進んだが、一般教養の音楽の授業</div>
<div class="p1">
で、曲づくりに目覚め、ライブ活動を始める。音楽という自己表現ツールを手に入れてからは、アーティストへの動きが加速する。</div>
<div class="p1">
「型を破るためには、まず塾を知ること」と名門、英国王立芸術学院大学院を受験。「自信があったのは熱意とアイデアだけ」だったが、美大卒の優等生に交じって難関を突破する。</div>
<div class="p1">
「君を入れたのは、その年一番のギャンブルだった」。後に担当教官から聞かされた本音だ。</div>
<div class="p1">
「アイデアが重要。形にするのは一人じゃなくていい」。在学中は技術のある学生とチームを組んで、男性に生理を疑似体験させる「生理マシーン」など刺激的な作品を次々と制作した。「観測されないものは、存在しないも同じ」。リケジョらしい量子力学の論理で、作品の映像を動画サイトに投稿。話題を呼び、<span class="s1">MOT</span>やニューヨーク近代美術館から出展依頼が舞い込んだ。</div>
<div class="p1">
昨秋から世界の知能が集まる米マサチューセッツ工科大学(<span class="s1">MIT</span>)メディアラボ助教という肩書も加わった。</div>
<div class="p1">
「重視したのは『アンチ専門分野主義』。既成の分野に収まらない考え方で清動する彼女こそ適任だ。新たな表現法を編み出し、世界中にインパクトを与えてほしい」と同ラボの伊藤穣一所長(<span class="s1">47</span>)。</div>
<div class="p1">
本人はこんな言葉を残し、世界の舞台に立った。「求められているのは、誰にも求められていないことをやること」文・進藤健一 写真・郭 允</div>
<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
<a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjQ-OcFSAEsGvGWiZNo29zsFvcCmB9mFxDpc5vGNKHiX7h8mJdzLGYIKha-XH9dxFTAPVmol227vsOQIwdo558JWfm7eriPgdF9fei3URZuH6ztSN2juJDYLatOr_ViqhG_4Dp0TqWkzNs/s1600/104asahi-2.jpg" imageanchor="1" style="clear: left; float: left; margin-bottom: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjQ-OcFSAEsGvGWiZNo29zsFvcCmB9mFxDpc5vGNKHiX7h8mJdzLGYIKha-XH9dxFTAPVmol227vsOQIwdo558JWfm7eriPgdF9fei3URZuH6ztSN2juJDYLatOr_ViqhG_4Dp0TqWkzNs/s1600/104asahi-2.jpg" height="226" width="320" /></a></div>
<div class="p2">
<br /></div>
<div class="p2">
<br /></div>
<div class="p1">
「アートは世界を動かす力を秘めている」</div>
<div class="p1">
<span class="s1">−</span> これまでに手掛けた中で、最もお気に入りの作品は?</div>
<div class="p1">
断トツで、英国王立芸術学院(<span class="s1">RCA</span>)の卒業制作になった「生理マシーン、タカシの場合。」です。女の子になりたい、女性の気持ちをもっと知りたいーと、女装だけではもの足りない男子のタカシが月経を体感するため「生理マシーン」を作って身につけるというコンセプト。「テクノロジーでジェンダー(性別)を超越す</div>
<div class="p1">
る」がテーマでした。腹部には鈍い痛みを伝える電極をつけ、後部タンクからは血を平均月経量と同じ<span class="s1">80</span>ミリリットル、<span class="s1">5</span>日間かけて流す装置を考案しました。</div>
<div class="p1">
でも、指導教官が考えたコンセプトは「生理がなくなった未来の女性が、生理を思い出すためのマシーン」。それは「イフ」が多すぎてリアリティーがない、と私は反論しましたが、お互いの主張は食い違ったまま平行線をたどりました。「これ以上、議論にエネルギーを費やしても無駄」と判断した私は仲間を募り、自分の考え通りに作品を完成させました。</div>
<div class="p1">
<span class="s1">−</span>日本なら教官に従ってしまいがちです。</div>
<div class="p1">
「今おもしろいものは何か」を直感的に感じ取る能力は、教官より学生が優れていると、<span class="s1">RCA</span>では考えられています。<span class="s1">RCA</span>の卒業制作は、若い感性と知識が豊富</div>
<div class="p1">
な教官がタッグを組むため、アートとデザインのこれからを表しているものが多く、注目されています。結果的に「生理マシーン」が話題になって、東京都現代美術館とニューヨーク近代美術館への出展が決まり、アーティストとして一歩、臍み出すことができました。</div>
<div class="p1">
<span class="s1">−</span>教員として迎えられた米マサチユーセッツエ科大学メディアラボは、どんなところですか。</div>
<div class="p1">
本でしか出会えなかった天才たちがぞろぞろいて、そんな人たちと自由に議論やランチができる刺激的な場所ですね。例えば、「世界中から学生を採りたいね」と運営方針を議論していた教授会。くたびれたトレンチコートを着たおじいちゃんがよろよろと入って来ると、ソファにどかっと座り、「優遇した結果、国内の優秀な人材が入れなくなるのはフェアじゃない」と助言して退出して行きました。不思議なオーラがあった彼こそ、人工知能の父と呼ばれるマービン・ミンスキー教授(<span class="s1">86</span>)でした。私も研究グループを立ち上げ、デザインの力でいろんな未来像を提案するつもり。どんな未来にしたいのか、という議論が世の中に生まれるきっかけにしたいですね。</div>
<div class="p3">
<br /></div>
<div class="p1">
歌うリケジョ枠</div>
<div class="p3">
<br /></div>
<div class="p1">
<span class="s1">−</span>日本の若者や社会をどう見ていますか。</div>
<div class="p1">
議論が苦手で、何が正しくて、何が正しくないかを自分で判断する力が不足しているように感じます。それは日本の学校が「正しいこと」を先生から一方的に教わる学習スタイルだから。私が通ったアメリカンスクールでは、個人の考えとは関係なく、主張を入れ替えながらディベートしました。根拠を考えて主張をぷつけ合うことで「何が正しいか」を考える力をつけることができたのです。</div>
<div class="p1">
優等生ばかりが中枢に集まるシステムも問題ですね。失敗のリスクを恐れるあまり、誰も大きな間違いをしない。結果、イノベーション(革新)が生まれにくくなって組織自体の首を絞めかねません。</div>
<div class="p1">
<span class="s1">−</span> リケジョ(理系女子)がアートの世界に飛び込みました。</div>
<div class="p1">
大学で数学を学び音楽のライブ活動をしてたけど、デザインの知識や技術も不足していた私が、もし日本の美大を受験しても落ちていたと思う。私を受け入れた英国王立芸術学院大学院には「クリエーティブは異分子に活性化されてイノベーションを生む」という考え方があったのです。「歌うリケジョ枠」で進学できました。</div>
<div class="p3">
<br /></div>
<div class="p1">
発想変われば<span class="s1">…</span></div>
<div class="p3">
<br /></div>
<div class="p1">
<span class="s1">−</span>創作のキーワードの一つとして「ドラディカル・デザイン」を提唱されていますね。</div>
<div class="p1">
アートやデザインって、見た目が美しいとか、便利で使いやすいといった機能性や実用性を求める風潮が強い。でも、デザインには、問題を提案して議論を活性化</div>
<div class="p1">
させるきっかけにする分野があります。「クリティカル・デザイン」 (社会批評的デザイン)です。例えば、私がデザインした「菜の花ヒール」。菜の花には土</div>
<div class="p1">
壌のセシウムやストロンチウムなどの放射性物質を吸収する働きがあるとされています。そこで、歩くと、靴の先端から菜の花のタネがまかれ、歩いた先から菜の花が咲いていくというハイヒールを考案しました。東日本大震災からの復興を議論する上で一つのシンボルになり得るのではないか、と。そうした考えをソーシャルメディアを使ってポピュラーに広め、復興の議論を深められないかと思い、たどり着いたのが「ドラえもん」でした。「ドラえもん」が、<span class="s1">4</span>次元ポケットから出すひみつ道具は「文明とは何か」ということを考えさせるという意味で、まさにクリティカル・デザインです。</div>
<div class="p1">
思い付いたのが「ドラえもん」と<span class="s1">1970</span>年代にイタリアで発生した社会批評デザイン運動のラディカル・デザインを合わせた造語「ドラディカル・デザイン」でした。</div>
<div class="p1">
クリティカル・デザインがより身近になれば、人の発想が変わり、そこから生まれる世界も変わる。アートは世界を動かす力を秘めているのです。</div>
<div class="p1">
プロフィル</div>
<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
<a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEizDnk12RvOwIrqgv8o72us-4ItPVhnsg7Wm2TxjkG8RP4W8V9bxiDEw0Dj8p19RvZhpfZ4wf4caC3T1csD7N-LzosFWRZzOpxVXQyDqB1OLy5tg8NDvezGDO0oTdy9Z_N27_vX6dHGQH4/s1600/104asahi-3.jpg" imageanchor="1" style="clear: left; float: left; margin-bottom: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEizDnk12RvOwIrqgv8o72us-4ItPVhnsg7Wm2TxjkG8RP4W8V9bxiDEw0Dj8p19RvZhpfZ4wf4caC3T1csD7N-LzosFWRZzOpxVXQyDqB1OLy5tg8NDvezGDO0oTdy9Z_N27_vX6dHGQH4/s1600/104asahi-3.jpg" height="320" width="196" /></a></div>
<div class="p1">
<br /></div>
<div class="p1">
★<span class="s1">1985</span>年、東京都生まれ。<span class="s1">3</span>人兄妹の長女。小学校までは日本の公立校に通い=写真=、中学からアメリカンスクールに。高<span class="s1">1</span>の時、髪の長いチアリーダータイプば</div>
<div class="p1">
かりがモテる風潮に「見た目じゃない」と髪を角刈りに。「スプツニ子!」と命名した親友で、白身も坊主頭にした山村頼子さんは「学校で、<span class="s1">2</span>人で空想を巡らしノートに落書きをして楽しんでいた。彼女の創作につながっているのかも」。中高通じて、数学は得意科目。学校対抗の数学大会で<span class="s1">3</span>度優勝。</div>
<div class="p1">
★<span class="s1">2003</span>年、単身渡英し、ロンドン大学インペリアル・カレッジに入学。数学を学ぶかたわら作曲を手掛ける。</div>
<div class="p1">
★<span class="s1">08</span>年、英国王立芸術学院大学院に進学。卒業制作展で出品した「カラスポット☆ジェニー」「寿司ボーグ☆ユカリ」「生理マシーン、タカシの場合。」の<span class="s1">3</span>作品が注目を集め、東京都現代美術館(<span class="s1">MOT</span>)に出品。「ステレオタイプではない、シンプルですがすがしい方法論が持ち味」と同館キュレーター長谷川祐子さん。<span class="s1">11</span>年にはニューヨーク近代美術館に出展。</div>
<div class="p1">
★<span class="s1">13</span>年、世界的なデジタル技術研究所、米マサチューセッツ工科大メディアラボ助教に。自叙伝「はみだすカ スプツニ子!」(宝島社)を出版。ネットと違って考え方をまとめて届けることができ、本の力を感じた」</div>
<br />
<div class="p3">
<br /></div>
cabinetshttp://www.blogger.com/profile/14497899414372367532noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-1433687114974614723.post-16645704792604627922014-01-20T16:52:00.002+09:002014-01-20T16:52:51.657+09:00ながさわたかひろ展-2<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
<br /></div>
<span style="text-align: center;"><span style="font-size: large;">「に・褒められたくて」</span></span>2014年1月7日(火)~18日(土)<br />養清堂画廊<br /><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjfdohCQuWN3m7P5NlVAR9Z__f_xtfDAL1-kG_ddVbE7K1li20v_WBI_ngbe0UTe0v6bSq4W0h1P-dNMXQ7Mz_fWwRYcLR6OBF-bTSVVoy3Elv1uojd0hV1_ANVYaqx6YYqU4oWVwBgwgo/s1600/nagasawa2.jpg" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em; text-align: center;"><img border="0" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjfdohCQuWN3m7P5NlVAR9Z__f_xtfDAL1-kG_ddVbE7K1li20v_WBI_ngbe0UTe0v6bSq4W0h1P-dNMXQ7Mz_fWwRYcLR6OBF-bTSVVoy3Elv1uojd0hV1_ANVYaqx6YYqU4oWVwBgwgo/s1600/nagasawa2.jpg" height="400" width="265" /></a>cabinetshttp://www.blogger.com/profile/14497899414372367532noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-1433687114974614723.post-35838634333258267812014-01-20T16:48:00.001+09:002014-01-20T16:48:32.072+09:00ながさわたかひろ展-1「プロ野球ぬりえ 2013~新たなる希望~」<br />2013年12月3日(火)~28日(土)<br />eitoeiko<br />
<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
<a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgNZJKvzXwFOUoIzZkDylrdXF5MUwV4QH6wTiuHX1O4vK28wXdb2rp2SQAieDCR-Tf9gz3EC9O29NfPZob7neZ4vG0J_Dt4BBQsN27AwPToULUjehn8tUuumEA0NLppVAy2j-Gf_gZrynA/s1600/nagasawa1.jpg" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgNZJKvzXwFOUoIzZkDylrdXF5MUwV4QH6wTiuHX1O4vK28wXdb2rp2SQAieDCR-Tf9gz3EC9O29NfPZob7neZ4vG0J_Dt4BBQsN27AwPToULUjehn8tUuumEA0NLppVAy2j-Gf_gZrynA/s1600/nagasawa1.jpg" height="320" width="315" /></a></div>
<br />cabinetshttp://www.blogger.com/profile/14497899414372367532noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-1433687114974614723.post-73613347764219124142013-12-13T22:11:00.002+09:002013-12-13T22:11:46.403+09:00胸に迫る「瞬間の幾何学」(1211asahi)<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
<a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEi5nkZOBL1zFQcCvhIa_qyNqNkGlyvmHx2HREkuacHgor1FwPKLKQV843g1C2nPJI2xggdHU5WnlrKgcG-7LkBCS0CkEv7kAt_aE1qM1B32TsS3qsTY9dxYoaJ4mtbm_j2bidfrNWqrQCM/s1600/img224-2.jpg" imageanchor="1" style="clear: left; float: left; margin-bottom: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" height="640" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEi5nkZOBL1zFQcCvhIa_qyNqNkGlyvmHx2HREkuacHgor1FwPKLKQV843g1C2nPJI2xggdHU5WnlrKgcG-7LkBCS0CkEv7kAt_aE1qM1B32TsS3qsTY9dxYoaJ4mtbm_j2bidfrNWqrQCM/s640/img224-2.jpg" width="440" /></a></div>
<div class="p1">
ジョセフ・クーデルカ展<br /><br /></div>
<div class="p1">
近代の芸術表現は、卓越した才能が切り開いてきたと言ってよい。写真なら例えば、美しい構図を見いだす才能や、ある瞬間を締らえる才能といったものがあるだろう。</div>
<div class="p1">
旧チェコスロバキア出身の写真家ジョセフ・クーデルカ(<span class="s1">75</span>)の回顧展も、才能のすごみを確認させるものだ。<span class="s1">1968</span>年のワルシャワ条約機構軍によるプラハ侵攻を撮った作品群が一昨年に垂居で紹介されたが、なぜあの奇跡のような写真が撮れたかについても考えさせられる。</div>
<div class="p1">
<span class="s1">58</span>~飢年の初期作からして舌を巻く。ある現実にレンズを向けているだけで、モダニズムの美意識に貫かれたスタイリッシユな画面が登場しているのだ。</div>
<div class="p1">
例えば、オフィスらしき光景の「『初期作品』から チェコスロバキア、プラハ」(飢年)=写真上。ガラス窓が描き出す格子を背景に、瓶に差された鉛筆と、机に突いた人物の脱が平行になった瞬間をとらえる。左隅で滞らぐ人影も心憎い。写真家は、冒頭に挙げた「構図」と「瞬間」という両立の難しそうな二つの才能を併せ持つ。いわば、瞬間の幾何学への才能。</div>
<div class="p1">
写真は通常、「いつ何を撮ったのか」といった記録性を意識しがちだが、この写真家の画面はあまりに純度が高くそれらを忘れさせる。劇場を撮った連作なら、芝居の中身よりも人間開係の本質が浮上する。ロマ族の連作でも、民族固有の問題より、人間とは、生きるとは、といった普遍性に意識が及ぶ。</div>
<div class="p1">
プラハ侵攻の作品が目に突き刺さってくるのも、旗を掲げ、戦車を取り込む人々に、瞬間の幾何学が働いているから心遣いない。<span class="s1">70</span>年に英国に亡命したクーデルカは、自身と重ねるように流浪者をテーマにした連作を手がけている。「『エグザイルズ』から アイルランド クロー・パトリック巡礼」 (<span class="s1">72</span>年)=同下=といった一枚でも、人物と杖の織りなす幾何学を瞬間的にとらえつつ、それぞれの人物の内面すら漂わせている。</div>
<div class="p1">
<span class="s1">86</span>年以降は、廃虚などの風景を極端に横長のパノラマカメラで撮り続けているが、これもまた構図への意志のゆえだろう。</div>
<div class="p1">
胸に迫る「瞬間の幾何学」に貫かれた作品群を見終えた後、<span class="s1">2</span>年前の東京で聞いたクーデルカの言葉を思い出していた。「見極める目を持った写真家なら、どんな場所でも美は見いだせる」 (編集委員・大西若人)</div>
<div class="p1">
<span class="s1">∇</span>来年<span class="s1">l</span>月<span class="s1">13</span>日まで、東京国立近代美術館。<span class="s1">12</span>月16、<span class="s1">24</span>、28日~<span class="s1">l</span>月<span class="s1">l</span>日、<span class="s1">6</span>日休館。</div>
cabinetshttp://www.blogger.com/profile/14497899414372367532noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-1433687114974614723.post-38222708229318950322013-12-13T22:07:00.000+09:002013-12-13T22:07:09.625+09:00名画を内から読み換える(1204asahi)<div class="p1">
森村泰昌展「ベラスケス頌」「レンブラントの部屋、再び」</div>
<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
<a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgsXy4fjuotxjZgKD9xIhfRtbQcvgeEpWXh4UJIFwtdoBrAlX6OMwNjoQiEnaMerFoGcD29IzLtNm902omIBTrMJR-gqvYXi8lzvOSeXqMcUW5F1G5Nl4giF0MRkFb1sl8xpmXPJ9E9sqI/s1600/img223-2.jpg" imageanchor="1" style="clear: left; float: left; margin-bottom: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" height="640" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgsXy4fjuotxjZgKD9xIhfRtbQcvgeEpWXh4UJIFwtdoBrAlX6OMwNjoQiEnaMerFoGcD29IzLtNm902omIBTrMJR-gqvYXi8lzvOSeXqMcUW5F1G5Nl4giF0MRkFb1sl8xpmXPJ9E9sqI/s640/img223-2.jpg" width="220" /></a></div>
<div class="p1">
<br /></div>
<div class="p1">
絵画の登場人物になりきった写真作品で知られる森村泰昌(<span class="s1">62</span>)が、名画をいわば内側から読み換える独白のアプローチをさらに深化させている。</div>
<div class="p1">
</div>
<div class="p1">
新作「ベラスケス頌<span class="s1">‥</span>侍女たちは夜に甦る」の対象は、スペインの宮廷画家ベラスケスの代表作「ラス・メニーナス」。幼い王女を中心にした侍女や小人の群像と絵筆を手にしたベラスケス自身を措く。画面の事前にいると想定される国王夫妻が背景の鏡に映り込むなど、絵画空間の複雑な構成を巡り、様々な読み解きがなされてきた。その名画の世界を、森村が登場人物に扮した大型写真<span class="s1">8</span>点による「一人芝居」として展開している。</div>
<div class="p1">
舞台はマドリードのプラド美術館。「ラス・メニーナス」がある展示室に森村がたたずむ=写真上。場面が変わると、ベラスケスが絵画から抜け出して展示室に立つ。やがて王女らが展示室に現れる=同中=など、登場人物が絵画の内と外を往還するうちに、「ラス・メニーナス」は森村が全登場人物に扮装した異貌の絵画へと転じていく。</div>
<div class="p1">
鑑賞者は各場面の差異を確かめながら会場を巡るうちに、絵画の内外からの視線が交錯するという、原画の謎めいた構造を身体的に経験する。知的な構想を榔敵な写真で具現した作品は、上質なエンターテインメントとしても楽しめるだろう。</div>
<div class="p1">
別の会場で、<span class="s1">1994</span>年の個展をほぼそのまま再現した「レンブラントの部屋、再び」が開</div>
<div class="p1">
催中。こちらの作品では、オランダの巨匠レユプラントの自画像に森村が扮している=同下。</div>
<div class="p1">
レンブラントは生渾にわたって約<span class="s1">60</span>点の自画像を措いたという。森村は、若き日から画家として成功した壮年期、借金と破産に苦しむ後半生へと「画家の一生」を追う。新作が絵画空間の謎に挑んだとすれば、こちらはレンブラントに重ねて「私」という謎に迫っている。</div>
<div class="p1">
<span class="s1">80</span>年代半ば、ゴッホの自画像から始まった森村の「名画シリーズ」は、すでに四半世紀を超す歴史を刻んでいる。今回の<span class="s1">2</span>展は、その表現の深化と達成を改めて認識する機会となっている。 (西岡一正)</div>
<div class="p1">
▽「ベラスケス」は<span class="s1">25</span>日まで、東京・銀座の資生堂ギャラリー。曜休館。「レンブラント」は<span class="s1">23</span>日まで、垂屏・北品川の原美術館。最終日を除く月曜休館。</div>
cabinetshttp://www.blogger.com/profile/14497899414372367532noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-1433687114974614723.post-51521375180313395552013-12-13T22:02:00.004+09:002013-12-13T22:02:55.640+09:00星蝕の夜<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
<a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEi4G7Cw_KK9Gl5diC_K4_jXUQ9GAT3g6iE-iGFjKPKlo4WlJlJAHkFdFTZkyZIiMFYUoAgs_C5zjciMf0Rtx6jzsj8l_RBzbhvp8YTHAsESHfQhMIqmu5A9wHjY8UYrHYoJGNEM7a-N1Cc/s1600/alabik1.jpg" imageanchor="1" style="clear: left; float: left; margin-bottom: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" height="281" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEi4G7Cw_KK9Gl5diC_K4_jXUQ9GAT3g6iE-iGFjKPKlo4WlJlJAHkFdFTZkyZIiMFYUoAgs_C5zjciMf0Rtx6jzsj8l_RBzbhvp8YTHAsESHfQhMIqmu5A9wHjY8UYrHYoJGNEM7a-N1Cc/s400/alabik1.jpg" width="400" /></a></div>
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<a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhUVIlDXAIUelbYkozsxVJ6bcLKEXLQJS6WVuNKIvhKf1i_Zd-o7tIFytTxMOZWMjzKUcm9QQ_CZXTAALtHahXbT5A0N49C_4DOqAUELbjFCX2k4rij1CB0e_5lN6daY-QfMx9VvCuUyNA/s1600/alabik2.jpg" imageanchor="1" style="clear: left; float: left; margin-bottom: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" height="281" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhUVIlDXAIUelbYkozsxVJ6bcLKEXLQJS6WVuNKIvhKf1i_Zd-o7tIFytTxMOZWMjzKUcm9QQ_CZXTAALtHahXbT5A0N49C_4DOqAUELbjFCX2k4rij1CB0e_5lN6daY-QfMx9VvCuUyNA/s400/alabik2.jpg" width="400" /></a></div>
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美術学科主任建石修志が参加している展覧会のお知らせ<br /><br />12/12~29<br />大阪 書肆アラビク<br />北見隆・山本じん・建石修志 会が、オブジェ30点程の展示<br /><br /><br />cabinetshttp://www.blogger.com/profile/14497899414372367532noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-1433687114974614723.post-91088529108251702572013-12-13T21:57:00.003+09:002013-12-13T21:57:47.440+09:00BOX OPERA fig=植物學<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
美術学科主任建石修志が加わっている展覧会</div>
<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
<br /></div>
<a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjvkGDbv_0PHHW0iZ0c7h2f7ON6IijkadR9ArY0gup0FLQCDj0UITFUpa7nXLgCXeEGRap_ZU3ntCTWjMEyTVIklQeAOsMe-HmQBTEVAX9RZiJifv1CW0JTGV4UUsO9vmbW7AyEMsK5O80/s1600/2013yuiDM.jpg" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em; text-align: center;"><img border="0" height="295" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjvkGDbv_0PHHW0iZ0c7h2f7ON6IijkadR9ArY0gup0FLQCDj0UITFUpa7nXLgCXeEGRap_ZU3ntCTWjMEyTVIklQeAOsMe-HmQBTEVAX9RZiJifv1CW0JTGV4UUsO9vmbW7AyEMsK5O80/s400/2013yuiDM.jpg" width="400" /></a>cabinetshttp://www.blogger.com/profile/14497899414372367532noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-1433687114974614723.post-1256697826237568882013-12-13T21:54:00.000+09:002013-12-13T21:54:06.639+09:00私の劇場2013<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
美術学科主任建石修志の参加している展覧会のお知らせ。</div>
<a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEj0RWzBuEfXbjAtk6giwDy1lemCG39W_B8enDVtHY8g5XI8p5eMHbqLBflcFmDNYMzceT61QqZrVehz1ypyfdHBc0IqOWKQg8h-n9U33UEe6CwluEcchH-YT8pXVndcaZnggf5N7o9zUUY/s1600/%E7%A7%81%E3%81%AE%E5%8A%87%E5%A0%B4DM1.jpg" imageanchor="1" style="clear: left; float: left; margin-bottom: 1em; margin-right: 1em; text-align: center;"><img border="0" height="400" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEj0RWzBuEfXbjAtk6giwDy1lemCG39W_B8enDVtHY8g5XI8p5eMHbqLBflcFmDNYMzceT61QqZrVehz1ypyfdHBc0IqOWKQg8h-n9U33UEe6CwluEcchH-YT8pXVndcaZnggf5N7o9zUUY/s400/%E7%A7%81%E3%81%AE%E5%8A%87%E5%A0%B4DM1.jpg" width="290" /></a>cabinetshttp://www.blogger.com/profile/14497899414372367532noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-1433687114974614723.post-72070661347344065642013-10-31T22:15:00.000+09:002013-10-31T22:15:03.549+09:00少年とウサギ展<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
美術学科主任建石修志も4点を出品しています。</div>
<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
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<span class="s1"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgsJGh6bTd6C4jt-GNDaPFgf66LUtNOrYVVkoVskpa4cvfspUPSfvn3wsHt9O39FmR1ZPd-wrwE8Aa_eE6F1ONZBnSKz3LwztbsuYjYKEuJCgcZA5_b948oQ5jmLUlMB6kzbEtqIYKbzlU/s1600/1311shounen_flyer-omote800-thumb.jpg" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em; text-align: center;"><img border="0" height="401" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgsJGh6bTd6C4jt-GNDaPFgf66LUtNOrYVVkoVskpa4cvfspUPSfvn3wsHt9O39FmR1ZPd-wrwE8Aa_eE6F1ONZBnSKz3LwztbsuYjYKEuJCgcZA5_b948oQ5jmLUlMB6kzbEtqIYKbzlU/s640/1311shounen_flyer-omote800-thumb.jpg" width="640" /></a><br /></span></div>
<div class="p1">
<span class="s1"><br /></span></div>
<div class="p1">
<span class="s1">2013</span><span class="s2">年</span><span class="s1">11</span><span class="s2">月</span><span class="s1">1</span><span class="s2">日[金]~</span><span class="s1">2013</span><span class="s2">年</span><span class="s1">12</span><span class="s2">月</span><span class="s1">2</span><span class="s2">日[月]</span><span class="s3"><br />
■</span><span class="s4">月~金/</span>13:00<span class="s4">~</span>20:00<span class="s4"> 土日祝/</span>12:00<span class="s4">~</span>19:00<span class="s3"><br />
■</span><span class="s4">入場料:</span>500<span class="s4">円</span><span class="s3"><br />
■</span><span class="s4">展覧会</span> <span class="s4">会場:</span>parabolica-bis<span class="s4">[パラボリカ・ビス]</span><span class="s3"><br />
■</span><span class="s4">東京都台東区柳橋</span>2-18-11<span class="s4"> ■</span>TEL: 03-5835-1180<span class="s4"> <a href="http://www.yaso-peyotl.com/index_47.html"><span class="s5">map</span></a></span></div>
<div class="p2">
<br /></div>
<div class="p2">
再び、幻想の季節へ。夜想の密かな願いを「少年とウサギ」というテーマに託し、この六年の夜想とパラボリカ・ビスを支えてくれた作家たちに作品をお願いした。</div>
<div class="p2">
この展覧会から、夜想とパラボリカ・ビスは、一歩を踏み出す。作家たちのイマジネーションに助けられて、展覧会から新たな息吹が始まる、そんなことがあっても良いのではないかと思う。二〇一〇年代以降の幻想は、古典的な幻想の良さをルネッサンスしながら、新しい源泉から生まれる目を見張るものになって欲しい。いや、この一歩を期にゆっくりと進んでいきたい。(今野裕一)</div>
<div class="p3">
<br /></div>
<div class="p4">
<span class="s3">◆</span><span class="s6">2013</span>年<span class="s6">11</span>月<span class="s6">1</span>日[金]~<span class="s6">2013</span>年<span class="s6">11</span>月<span class="s6">25</span>日[月]<span class="s3"><br />
</span><span class="s1">[第一会場]</span><span class="s7">mattina</span>/コーディネイト:今野裕一<span class="s3"><br />
</span>建石修志/七戸<span class="s6"> </span>優/鳩山郁子/妖/横田沙夜/中川ユウヰチ/オカムラノリコ/中川多理/<span class="s6">LIEN</span>/三上鳩広</div>
<div class="p4">
<span class="s3">◆</span><span class="s6">2013</span>年<span class="s6">11</span>月<span class="s6">8</span>日[金]~<span class="s6">2013</span>年<span class="s6">12</span>月<span class="s6">2</span>日[月]<span class="s3"><br />
</span><span class="s1">[第二会場]</span><span class="s7">nacht</span>/コーディネイト:篠塚伊周<span class="s3"><br />
</span>土谷寛枇/神宮字光/中川多理/槙宮サイ/ヒラノネム/吉田美和子</div>
<div class="p1">
<span class="s3">◆</span>2013<span class="s4">年</span>11<span class="s4">月</span>15<span class="s4">日[金]~</span>2013<span class="s4">年</span>12<span class="s4">月</span>2<span class="s4">日[月]</span><span class="s3"><br />
</span><span class="s2">[第三会場]</span><span class="s1">Quartier blanc</span><span class="s4">/コーディネイト:北見和義</span><span class="s3"><br />
</span>PAPANDA's Collection</div>
<br />
<div class="p4">
<span class="s3"><br />
</span>★[第一会場]<span class="s6">mattina</span>に、三上鳩広さんの参加が決定いたしました!</div>
cabinetshttp://www.blogger.com/profile/14497899414372367532noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-1433687114974614723.post-8704475582619166622013-10-31T22:10:00.002+09:002013-10-31T22:10:40.358+09:00貨幣に宿る夢と絶望<div class="p1">
<span style="font-size: large;">平野正樹写真展</span></div>
<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
<a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEg-Ra8thu7OxoSbCFjCiw7rNYB-yBY_2o8W1EuE1P2epz5c_q9IsxiUklF-zcvH-qNeczRQMW7q0Pnl5QaQ0Giaqd1JRc7AzvzLexiWK1cXb8VLbn42Wf5qyrpJlBWvsfZllTm9KJqURGE/s1600/1030-2.jpg" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" height="400" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEg-Ra8thu7OxoSbCFjCiw7rNYB-yBY_2o8W1EuE1P2epz5c_q9IsxiUklF-zcvH-qNeczRQMW7q0Pnl5QaQ0Giaqd1JRc7AzvzLexiWK1cXb8VLbn42Wf5qyrpJlBWvsfZllTm9KJqURGE/s400/1030-2.jpg" width="298" /></a></div>
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<br /></div>
<div class="p1">
アベノミクスの喧噪の陰で、国債暴落による財政破綻のリスクが懸念されているという。世界の歴史には、財政破綻がハイパーインフレーションを招き、預金や資産が失われた事例があまたある。その衝撃を映像化した写真家・平野正樹の「<span class="s1">MOney</span>」シリーズが、埼玉県東松山市の「原爆の図丸木美術館」で展示されている。</div>
<div class="p1">
平野が注目したのは、大日本帝国の崩壊によって紙くずと化した紙幣や債券の類い。</div>
<div class="p1">
実物の表裏両面をスキャナーで読み取り、大型プリントで細部まで克明に見せる。「戦</div>
<div class="p1">
時貯蓄債券」や「徴兵保険証書」が戦時下の内地の状況をうかがわせる一方で、「満州</div>
<div class="p1">
中央銀行券」やマレー半島で日本軍が発行した「百ドル札」は、アジアに版図を広げ</div>
<div class="p1">
た日本近代史を思いがけない形で想起させる。国家が瓦解すれば、紙幣は価</div>
<div class="p1">
値を失う。自明の理だが、おばろげな背景に浮かぷ紙幣の鮮明な像には「紙くず」にと</div>
<div class="p1">
どまらない生々しさがある。例えば、ぽろぽろの「朝鮮銀行券」には日本統治下の庶民</div>
<div class="p1">
の夢と欲望、憤怒と絶望が染み込んでいるかのよう。貨幣と私たちとの名状しがたい関</div>
<div class="p1">
係がそこに潜む。</div>
<div class="p1">
平野の個展「<span class="s1">After</span>the FaCt<span class="s2">」 (</span>11<span class="s2">月</span>9日まで)に出品。同展には他に、サラエボ内戦後に残った弾痕を抽象画のようにとらえた「<span class="s1">HOleS</span>」、東ティモールで焼き払われた民家の窓をモチーフとした「<span class="s1">Windows</span>」など、現代史の痕跡を追ったシリーズも含まれる。 (西岡一正)</div>
cabinetshttp://www.blogger.com/profile/14497899414372367532noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-1433687114974614723.post-63458930197445889192013-10-24T21:07:00.000+09:002013-10-24T21:10:26.491+09:00分析すり抜ける無限の謎(1023asahi)<span style="font-size: large;">横尾忠則の「昭和NIPPON」</span><br />
<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
<a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgGtesmfeIEpr5s8OgT4FWvfCE-gl6EP3OzZJgEbPxbCdPmdFEXzhJAFUbRS_KeXkHmOfIfsn4CSyy5hrLv0kKqGYbeIvxe0lcjoxTFVlU8pofv10wvQELBHooRLvMdMOfGWyGRKE34uo0/s1600/1023img2-2.jpg" imageanchor="1" style="clear: left; float: left; margin-bottom: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" height="400" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgGtesmfeIEpr5s8OgT4FWvfCE-gl6EP3OzZJgEbPxbCdPmdFEXzhJAFUbRS_KeXkHmOfIfsn4CSyy5hrLv0kKqGYbeIvxe0lcjoxTFVlU8pofv10wvQELBHooRLvMdMOfGWyGRKE34uo0/s400/1023img2-2.jpg" width="256" /></a></div>
<br />物事を整理・分類し、独創性を重んじること。あるいは技術を磨き、前進、進歩してゆくこと。画家・横尾忠則(77)の表現は、こうした近代の価値に何かにつけて反し、あるいはそこから逸脱してゆく。青森県立美術館での大規模個展は、そうした思いを強く抱かせる。<br /> まず、展示構成。様式やモチーフではなく、戦後日本の精神史を手がかりに、「日本資本主義」 「忘れえぬ英雄」といった章ごとに、絵画やポスター、雑誌の原画などが時代を超えて集められている。昭和史、特にその大衆的、土着的な側面に、強い色彩と奔放な筆の絵画などを通し、一人で呼応できる驚き。同時に、こうした筆立てが次々に無効化される快感を味わう。例えば、「陰惨醜悪怪奇」なる章の絵画「地球の果てまでつれてって」 (1994年)=写真上。洞窟内の泉のような場所でエロチックな光景が展開される。見てはいけないものをのぞき込むような少年たち。そして奥には赤いキノコ雲。これらは<br />他の作品でも繰り返し登場するし、この一枚も、「泉」の章でも「幼年時代」の章でもおかしくない。分野分析してもスルリと逃げてゆき、謎めいた魅力を残す。副題にある「反復・連鎖・転移」のゆえだろう。<br /> 近代の表現といえるグラフィックデザインからスタートしながら、81年に画家宣言した横尾の表現を美術史に位置づけたくもなるが、模写や引用の多用ならポップアートだし、大きな筆遣いと鮮やかな色彩はニューペインティングや表現主義に通じている。いや、夢と現実、生と.死が混交する以上、超現実主義や象徴主義あたりか。でもそのどれでもなく、また反復、転移してゆく。毎年のように各地で横尾展が成立しうるのは、解釈も無限に転移するからだろう。<br /> そして、建築家の青木浮が縄文遺跡の発据現場に着想を得た建築空間。展示室が洞窟のように連なり、塵や床が土でできている部分もあり、作品の土着的な魅力を引き出す=同下。見終わると、また振り出しに誘導するのも心憎い反復性だ。<br /> ここにあるのは、土俗的な前近代なのか、大衆的な脱近代なのか、情念の一人ポストモダンなのか。常識はずれの規格と無限の謎を秘めた世界は、頭をクラクラさせながら堪能するほかない。 (編集委員・大西若人)<br /> ▽11月4日まで、青森市安田の青森県立美術館。図録は赤々舎から刊行予定。<br />cabinetshttp://www.blogger.com/profile/14497899414372367532noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-1433687114974614723.post-26852658086678311682013-10-24T21:06:00.002+09:002013-10-24T21:06:33.333+09:00熱量の高さを継ぐ(1023asahi)<span style="font-size: large;">東谷隆司さん追悼展</span><br />
<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
<a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgb5PNJE5pX00MxUU1_ZVQHFn9o_pchzYXT-qIRJmc0c-lfzgLRRnVij3kPDF1KzbEwxcr0NQVvbbX6WRfb7GGZjTxVsFfCDMsYWVwJRduJEOmmO5xd5yIHIHzQ0HE2VwGP6tRT95oavyI/s1600/1023img1-2.jpg" imageanchor="1" style="clear: left; float: left; margin-bottom: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" height="340" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgb5PNJE5pX00MxUU1_ZVQHFn9o_pchzYXT-qIRJmc0c-lfzgLRRnVij3kPDF1KzbEwxcr0NQVvbbX6WRfb7GGZjTxVsFfCDMsYWVwJRduJEOmmO5xd5yIHIHzQ0HE2VwGP6tRT95oavyI/s400/1023img1-2.jpg" width="400" /></a></div>
<br /> 韓国・釜山ビエンナーレ2010の芸術監督な領潜盈t昨年10月に44歳で急逝した東谷隆司さんを追悼する企画展「未来の体温 after AZUMAYA」が、東京・・白金の二つの画廊で開かれている。<br /> 親交のあった美術評論家の植木野衣さんが企画を担当。題名は、東谷さんが世田谷美術館学芸員として企画した「時代の体温」展(1999年)と、独立後に手がけた「GUNDAM 来たるべき未来のために」展(2005年)にちなむ。いずれも現代美術から音楽、アニメ、漫画など同時代の表現を横断する展示だった。<br /> 「作家でもあった東谷さんはキュレーター(展覧会企画者)としても主観を打ち出し、『熱量』の高い展示を実現させた。その意思を受け継ぎ、原発事故後の状況を踏まえて、<br />いま見るに値すると考える作家を選んだ」と梶木さんは話す。<br /> 出展は、原発監視カメラを指さし続ける作業員の映像で話題を呼んだ竹内公太ら4人。自らが歌手マドンナの胎内に宿り、再び誕生するという、東谷さんの東京芸術大卒業制作<br />なども展示している。11月2日まで、白金アートコンプレックス(港区白金3の1の15)内<br />の「アラタニウラノ」と「山本現代」。日・月曜休廊。<br />cabinetshttp://www.blogger.com/profile/14497899414372367532noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-1433687114974614723.post-18162093173319217252013-10-24T21:04:00.000+09:002013-10-24T21:04:06.826+09:00多くのねじれと謎(1016asahi)<div class="separator" style="clear: both; text-align: center;">
<a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjALm9hD1Che0LZKLdm5Vnf0_4DUKqcBgrGPq9WYMG5JVSZylSyKwoRX7WCbYxGY39_FIln_EwoedYn5YL3bR9ap6bL68VLzwSaBQq5doO5FUPp0RODxPpALqrUMuy06DXrT16abjDxUPg/s1600/1016-2.jpg" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><br /></a></div>
<a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjALm9hD1Che0LZKLdm5Vnf0_4DUKqcBgrGPq9WYMG5JVSZylSyKwoRX7WCbYxGY39_FIln_EwoedYn5YL3bR9ap6bL68VLzwSaBQq5doO5FUPp0RODxPpALqrUMuy06DXrT16abjDxUPg/s1600/1016-2.jpg" style="clear: left; float: left; margin-bottom: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" height="400" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjALm9hD1Che0LZKLdm5Vnf0_4DUKqcBgrGPq9WYMG5JVSZylSyKwoRX7WCbYxGY39_FIln_EwoedYn5YL3bR9ap6bL68VLzwSaBQq5doO5FUPp0RODxPpALqrUMuy06DXrT16abjDxUPg/s400/1016-2.jpg" width="127" /></a><span style="font-size: large;">「アンリ・ルソーから始まる素朴派とアウトサイダーズの世界」</span><br /> きちんとした美術館に作品が収まり、展示されること。美術を志す者の多くが願うことだろう。この展覧会に作品が並ぷ人のほとんどはしかし、そんなことは考えずに措き、作り続けてきたといえる。1986年開館の東京・世田谷美術館が集めてきた、素朴派やアウトサイダーアートと呼ばれる作家たちだ。<br /> 専門教育を受けないまま、あるいは心の病を抱えて創作する人々たちの作品は、今や様々な展覧会が開かれ、今年のベネチア・ビエンナーレでも中核を占めていた。今展は、収集の起点でもあるアンリ・ルソー(1844~1910)の4点で始まる。パリの税関に働めつつ、描き始めたのは40歳ごろ。平板で簡潔な、でも温かみのある、なるほど素朴な表現を見せる。<br /> しかし本人はプロとして評価を得ることを望んでいて、ピカソらも高く評価したという。そんなこともあって、展示でも他の作家と隔てた扱いをしている。このねじれが、まず興味深い。いや、この展覧会には、多くのねじれ、謎が潜んでいる。<br /> 風景や花、人物を、見たままに素朴に、あるいは異様に細かく、あるいはデフォルメして描いた作品群の多くには、確かに素人っばさが残る。でも、同じょうな絵を元気鬼子供が学校で描いたとしても、美術館に収まる可能性は低いだろう。見いだす人、時の機運、さまざまな偶然が重なったに違いない。一方で、美術史に位置づけたい表現もある。現クロアチアで郵便配達をしていたイヴァン・ラッコヴィッチが描いたガラス絵の「散在する村落」 (83年)=写真上=は、超現実的で雄大な構図と小さく措かれた楽しげなブリューゲル風の人々の対比が、大きな魅力となっている。<br /> 心の葛藤と闘ってきた草間蒲生の作品もあるが、今や現代美術の代表的存在であり、もうアウトサイダーとは呼ばれないだろう。だからアウトサイダーアートなどの枠組みは、作品評価に先入観を与えるともいえる。<br /> でも、カメラ店を営みながらシベリア抑留休験を措いた久永強=同下は「生け軋廃山 (93年)=らの、名声や評価のためというよりも、やむにやまれぬ思いで措いた作品には固有の強さがある。こうした枠組みが、表現の原点に摸する機会を与えてくれていることば、間違いない。 (編集委員・大西若人)<br />cabinetshttp://www.blogger.com/profile/14497899414372367532noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-1433687114974614723.post-57809137287262915612013-10-24T21:00:00.000+09:002013-10-24T21:00:12.545+09:00はかなさと大胆さと(1009asahi)<a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhnFt1k0iivs9x6aAFPeBEqsrTMt7GTfOBCF9xcMwggXCkbCRFRDVUNo3jPeOXjym8Is9VIorrI11S2Wl0QAQ5pfaU5u60Hl4viTtVsf4p6KsO4pkz57IfewdmXbGhziVSdGgriHZMkG48/s1600/1009-2.jpg" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"></a><span style="font-size: large;">日産アートアワード8人の競演</span><br /><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhnFt1k0iivs9x6aAFPeBEqsrTMt7GTfOBCF9xcMwggXCkbCRFRDVUNo3jPeOXjym8Is9VIorrI11S2Wl0QAQ5pfaU5u60Hl4viTtVsf4p6KsO4pkz57IfewdmXbGhziVSdGgriHZMkG48/s1600/1009-2.jpg" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" height="320" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhnFt1k0iivs9x6aAFPeBEqsrTMt7GTfOBCF9xcMwggXCkbCRFRDVUNo3jPeOXjym8Is9VIorrI11S2Wl0QAQ5pfaU5u60Hl4viTtVsf4p6KsO4pkz57IfewdmXbGhziVSdGgriHZMkG48/s320/1009-2.jpg" width="303" /></a><br /> 次代を担う表現者を対象とした「日産アートアワード2013」の最終候補者8人による現<br />代美術展が11月4日まで、横浜市中区海岸通の「BankART Stud・10 NYK」で<br />開かれている。<br /> グランプリ(賞金500万円)を受けた宮永愛子(1974年生まれ)は、港の見える窓際に、ナフタリンや樹脂で作ったスーツケースをいくつも並べた。港町・横浜に想を得た表現<br />で、ナフタリンは持とともに消える存在でもある。<br /> 審査委員長の南催史生・森美術館長は「場所の特性を生かした上に、すべてのものは永遠ではないという価値観が伝わる」と評価。賞を創設したカルロス・ゴーン社長も「革新的で創造性豊か」と感想を述べた。<br /> 宮永と最高賞を競った西野達(60年生まれ)は、審査員特別賞に。近代化の先進地・横浜にちなみ、展示室に公衆トイレと上下水道のシステムを持ち込む大胆な表現を見せている。<br /> 映像作品も多く、安部典子(67年生まれ)は、中央がくぼんだ多層的なスクリーンに波の画像を投影し詩的な表現に。小泉明郎(76年生まれ)は、戦時中に特攻隊員の恋人と死別した女性に思い出を聞き、さらに亡き恋人と対話をさせる。演出通りにならないところに、′歴史の受容の難しさ、個別性が浮上す<br />る。<br /> ほかに、増山裕之、篠田太郎、鈴木ヒラク、渡辺英司が出品している。<br />cabinetshttp://www.blogger.com/profile/14497899414372367532noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-1433687114974614723.post-71696456675743912592013-10-16T12:53:00.000+09:002013-10-16T12:53:34.323+09:00はじめての寺山修司(1014asahi)<span style="font-size: large;">詩美と化す本物以上のニセモノ</span><br />
「私の墓は、私のことばであれば、充分」。<br />そう書き遺し、寺山修司がこの世を去って30年。だが、その墓は今もつぶやき、時に怪し<br />く光るという。魔術か、幻影か。<br />● 「職業は寺山修司」と 自ら語るように、その活動は四方八方に及び、厚底サンダルの足跡をたどると、中世の錬金術師が描く宇宙の見取り図のようなものができた。<br /> これでも全部ではない。1973年には、荒木経惟に弟子入りん、本格的に写真を撮り始めた。「眞を寫す」のではなく「贋を作る」ため、「起こらなかった事も歴史の内である」という持論の証拠物件とするために。<br /> 本業であることばの世界でも、本物以上のまがい物づくりに精を出した。すてきな虚構で、現実をおびやかすのが好きだった。<br /> ラジオドラマ「大人狩り」は「不道徳」となじられ、エッセーでは家出や母捨てを勧めてひんしゅくを買い、包帯男が一般家庭を訪れる市街劇「ノック」は、110番通報される騒ぎとなった。<br /> 後に失恋自殺する歌人・岸上大作に、寺山は言い放っている。<br />「煽動でない詩など存在するものだろうか」<br />● 「贋物」作りに精魂を込めた寺山を険しい目で見る人もいる。そもそも54年、18歳の若さで世に出るきっかけとなった「短歌研究」新人賞の時から「模倣小僧」と、そしる<br />声はあった。自身の俳句を短歌に詠み直し、中村草田男や西東三鬼の旬を参照し、作り替えていたからだ。「引用」の多さ、自伝の欺きは、今や研究者の常識だ。<br /> 明治大学准教授の久松健一によると、短歌の代表作は田中冬二の詩の2行が「下敷き」だという。<br /><br /><span style="color: blue;">一本のマッチを擦れば海峡は目睫の間に迫る</span><br />また、富澤赤黄男の次の2句に原型を求める人もいる。<br /><span style="color: blue;">一本のマッチをすれば湖は霧めつむれば祖国は蒼き海の上</span><br />寺山は、良くなるんだからいいじゃないか、と悪びれず詠んだ。<br />
<span style="color: blue;">マッチ擦るつかのま海に霧ふかし身捨つるほどの祖国はありや</span><br />● 寺山が「引用」すると、なぜか叙情性と愛唱性が高まった。<br /> 「寺山さんの中には、終生、叙情の芯のようなものがあった」と『寺山修司著作集』の監修も務めた劇作家の白石征(73)はいう。<br /> 父は戦病死、母は寺山が13歳の時九州へ。青森市で映画館を経営する母の叔父夫婦に育てられた。映画や大衆演劇に囲まれた毎日。空想は鍛えられ少年の寂しさを埋めてくれる詩美と化した。練り上げられた詩美は新たな幻想を吐き出し、後の劇的世界、過剰と欠落<br />のエロスの楽園や、死と再生の地獄巡りにつながっていく。<br /> 「昭和十年十二月十日に/ぼくは不完全な死体として生まれ」で始まる最晩年の詩「懐かしのわが家」は、こう結ばれている。<br />
<span style="color: blue;"><b>子供の頃、ぽくは</b></span><br />
<span style="color: blue;"><b>汽車の口実似が上手かった.<br />ぽくは</b></span><br />
<span style="color: blue;"><b>世界の涯てが<br />自分自身の夢のなかにしかないことを<br />知っていたのだ</b></span><br /> (編集委員・鈴木繁)cabinetshttp://www.blogger.com/profile/14497899414372367532noreply@blogger.com0